在宅医療の展開に向けて

超高齢社会、日本。

2025年には団塊の世代が75歳を迎え、日本の総人口の約5人に1人が75歳という“超”超高齢社会が訪れます。私たちが、今、考えなければならないことは、医療と介護が一体となって、患者・利用者さまが切れ目なく受けられるケアシステムを構築し、2025年のその時に、しっかりと対応し得るような万全の体制を整えることです。  ベテスダクリニックは、昭和63年開院以来、急性期医療病院として地域に貢献してまいりましたが、これからは、病院を退院された後も、医療と介護が一貫したケアシステムを携え、引き続き地域の介護サービス拠点として、その中核を担うことこそが、みなさまへの新しい地域貢献のかたちだと考えております。

私は、介護・福祉業界に約15年在籍し、介護福祉士や主任介護支援専門員等の業務を担う中で、どうしても医療と介護の双方が、相容れない現実を目の当たりにしてきました。病気や怪我は医療が治療を行い、その後の生活は介護が支援していく、お互いの役割役目が違えば、もちろん主張することも違い、お互いの機能を認め合いながら共存することは、なかなか容易ではありません。

しかし、急性期医療病院が介護事業を展開するとしたらどうでしょう。

ベテスダクリニックは平成26年8月8日を以て、以下の5つの介護事業を開設いたします。

当院入院当初より、居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、介護サービスのコーディネーターとして関わり、サービス計画を立案します。退院後は、在院中に行っていたリハビリを、引き続き通所リハビリテーションにて実施いたします。通所が困難な方でも、療法士がご自宅に訪問してリハビリを継続することができます。また、看護師がご自宅に訪問し、健康管理を行うとともに、必要に応じて医師による訪問診療も受けられます。そして万が一病状が悪化した場合でも、病院でフォローすることができます。

このように、切れ目のないケアシステムのある病院が、地域に一つあると心強いと思われませんか。そんなまちづくりを夢見ながら、ひとりでも多くの方々と関われることを願っています。

リハビリテーション室 平面図(面積:408.08㎡)